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  • 執筆者の写真篠崎 聡

第8回 天川村訪問(氏子代表 井頭さん)

今日は、プロジェクトメンバーの奥田さんと天川村。

メインの目的は、大峯本宮 天河大辨財天社 氏子代表の井頭さんとの対話です。


まずは、いつもの「てん」へ。

いもぼたを頂いて、目の前の「天川村ゲストハウス POST INN」へ。 ここは、第6回訪問でお会いした、ミハラさんが準備中の宿です。


ノンアポで伺ったのでいらっしゃらず、外観だけ見させてもらいました。

名前の通り、郵便局をリノベして、ゲストハウス化しています。 さすが天川村。我々がウロウロしていたら「何かご用ですか?」と声かけがありました。

「ミハラさんのゲストハウスですよね」とお話ししたら「昨日はいましたが、今はいないみたいですよ」と教えてくれました。

このあたりが、お互いの顔の見える村の良いところです。 何度も天川村に来ている僕ですが、天川村の観光案内所に行くのは初めてでした。 これまた「てん」のすぐ近くなので、歩いて行きました。 「天川村ネイチャーガイド養成講座」を見つけました。天川村の魅力発信のため、このような活動もやっているんだと、認識した次第です。 ランチは、西部地区の「花子」へ。 鹿カレーを頂きながら、奥田さんとプチワーク。 プチワークして整理できたことは、

①天川村の未来をつくる手段として「天川村みらいネットワークを作る」というマイルストーンを置く。

②「天川村みらいネットワーク」は、「A)自分の関心事を知ってもらう」「B)他人の関心ごとを知る」「C)業界の有識者の話を聞く」「D)業界の課題について考える」の4つの機能を持つ。

③このVUCAな時代、他業界であっても、課題について聞いて考える体験によって培うスキルは、自身の関心事の進展に寄与するのではないか?

④CとDの要素を持つ「勉強会」は「天川村みらいネットワーク」を作るライフサイクルを考えた時に、第一歩としては適しているのではないか?勉強会を重ね、業界を跨いだネットワークの土台ができれば、我々は4thシーズンに突入し、天川村のリアルガチな課題を解決していけるのではないか?

⑤「天川村みらいネットワーク」に「勉強会」は内包される。 奥田さんの凄いところは、質問して可視化して、すっきり整理をしてくれるところです。 本当にありがたい!

そして、本日のメインイベント、井頭さんとの意見交換です。

井頭さんは、山守りの顔もお持ちです。山下さんに繋いでいただきました。 天の川温泉のくつろぎの間にて、2時間50分ノンストップで、お話をしました。

井頭さんからは、

①人口6,000人時代、山守は1,300人いて、全ての山に目が行き届いていた。 今は人口1,300人で山守は実働10数名。目が行き届くはずがない。

②山だけで考えていてはダメだ。山、川、海は繋がっていて、山が荒れると土砂が川に流れ込み、ダム底や川底を上げて、水害になる。 そういった国土を守る視点で、みんなで山を守る視点が必要だ。

③山の保水力が大事。保水力が無いと、雨が降るとすぐ水かさが増す。 保水力は広葉樹が勝る。広葉樹は斜面に対して直角に根を張る。 杉や檜は水平面に対して直角に根を張る。なので保水力も、耐山崩れ性も高い。 管理された人口林なら、下草が適度に生えて向上するが、管理されないと弱い。

④1,000mを超えたところは人口林は育たない。 そこは広葉樹に戻して行くべきだが、、、

などなど、本当に沢山のインプットを頂きました。 ホントおパワフルな方で、長時間の対話にも、全く疲れを見せませんでした。


井頭さんは、天河大辨財天社 氏子代表でもあられるので、柿坂宮司とお会いできないか?とお願いしました。間を取り持っていただくことをご快諾いただきました。

柿坂宮司にお会いできるのが、本当に楽しみです。


その後は山下さんと奥田さんと僕の3人で「おおとり」へ。

これでプロジェクトメンバー全員が「おおとり」を訪問し、山本さんとじっくり対話したことになりました。山下さんを山本さんに繋げることができたのも、嬉しかったです。

僕たちは17時30分ごろにおいとましたのですが、お二人は意気投合して色々お話をされてました。


晩御飯は、いつものどんちゃん食堂と思っていましたが、残念ながら臨時休業。向かいの「おばあちゃんの味」という店で晩御飯を頂いて帰りました。


濃密な1日でした!



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