top of page
執筆者の写真篠崎 聡

第18回 天川村訪問(谷島さん→斎庭→大和屋→浦さん) 2022.6.11

今日は、奥田さんと篠崎の二人で、天川村訪問です。

奥田さんは山添村のシェアハウスに住んでいるので、今回は交野市(6:40)→山添村(8:50)→天川村(10:00)のコースで行きました。


開店直後の「てん」

今回初めて、朴葉(ほうば)餅が置いてあるのを見ました。

本日初仕入れとの事で、3パックだけ。

奥田さんと、僕と、他のお客さんで、一瞬で売り切れ。

一つ食べましたが、とても美味しかったので、嫁さんに一つ残して持って帰りました。


最初のお約束は、谷島さん。

柿坂大宮司の秘書的な役割を担っておられる方です。

天川村ショートフォルケで、柿坂大宮司にお話をして頂くにあたり、谷島さんにも我々が何者で、何をしたいと思っているのかをご説明する必要があると思い、今回お時間をいただきました。

お約束は、11時。待ち合わせは、天河大辨財天社です。


約束の時間までかなり余裕がありますが、天河大辨財天社に行き、ゆったりとした時間を過ごすことにしました。これまでの御運びに感謝し、これからの見守りをお願いしました。

コロナで使えなかった五十鈴の鈴が復活していたのが嬉しかったです。

御社殿の御祭神にお参りをしたり、井頭さんからよく聞く、八つの杜の解説をじっくり読んだりして過ごしました。皆さんも是非ご一読ください。


既に到着してゆっくりさせて頂いている旨、谷島さんにご連絡差し上げたところ「大宮司のお宅に来て下さい」とのご返事が。

再び大宮司宅にお邪魔させて頂きました。


谷島さんに対して「我々がどんな活動をしてきたのか」「これからどんな活動をしようとしているのか」そして「大宮司にどんなご協力を頂きたいのか」について、お話ししました。

そして、前回大宮司にお見せするのを失念していた、天川村ショートフォルケの動画を、お二人に観て頂きました。

谷島さんからは、この天川村に来ることになった経緯や、今の生業、天河太々神楽講についてのお話を頂きました。


大宮司からも沢山のお話を頂きました。

 昔の山主と山守の、持ちつ持たれつの関係性。

 山について学べる社会人の学校を作ろうとしていたお話。

 氏子たちには「信仰」ではなく「村づくり」をお願いしている件。 などなど。 


気がつけば、13時過ぎ。2時間もお話をしました。

名残惜しいですが、次の約束があるので、ご自宅を後にしました。


次の約束は井頭さん宅に、13時30分。

お昼を食べる時間がないので、喫茶みつばに行き、おにぎりをテイクアウトさせて頂き、井頭さん宅で食べながらの打ち合わせとさせて頂きました。

限定の「鮎みそあぶり」が、とてもおいしかったです。


井頭さん宅では、斎庭の共同代表である井頭さん、西岡さんのお二人とお話ししました。

井頭さんには、5/8に我々の企みをご説明済みですが、西岡さんにはご説明していないので、改めてお二人にご説明させて頂きました。もちろん天命追求型の生き方についても、お話ししました。

我々の話を聞いて、西岡さんは、開口一番、

「そんなに深く考えた事は無い。なすがままにやってきた。後から考えたら、与えられたのかなと思う。どうしてこんな人生を送って来たのかわからないけど、役目があったんだろうなぁ」

と、ご自身の人生を振り返られていたのが印象的でした。


西岡さんからは、

・この取り組みも、自分でもわからないが、導かれている。起こるべくして起こっている。 ・最初はひとりでぼちぼちやっていた。

・山本晋也さんや、井口さんに出会った。私も手伝わせて欲しい!と言われた。

・将来先が見えている。

・ここで生活ができる様、この地区が続いていく様に、井頭さんと相談して、斎庭を結成した。

・引き継がれた歴史を途絶えさせる訳にはいかない。

・なぜここに弁財天様があって、定住する様になったか。

・鎮座された意味がある。次の世代に送らないといけない。

・賑わすには何が良いか。桜だと一番最後に咲く場所になる。散々見た後になる。

・紅葉なら、一番最初に咲く。新緑を合わせて、各所にできたらと思っている。

・植えるのは、天川村の樹木に限っている。

・船岡山を皆伐後、尾根にササユリが残っていた。猿や猪でほとんど消えていたものが20株出てきた。

・今まで眠っていたものが出てくる。

・韋駄天の杜、昇天の杜も原生の森になれば良い。里山に戻せたら。

・なかなか年数がかかるもの。あと10年くらい。今のうちにやっておかないと。

という話を頂きました。


井頭さんからは、

・郷土愛。ここに住んでいるのは誇り。

・ふさわしい村にしていきたい。昔の戻せたら。

・何人かで同じ夢を見ながら、何十年何百年引き継いでもらうプロジェクト。

・共にやるなかで、同じ認識を持って、愛する気持ちに繋がる。

・あと5年くらい。これこそ天命ではないか!

・この歳でこういうことができるのは幸せ。村づくりに身を投じる。

・批判的な意見もある。木を殺すのか?と。

・自然観、歴史観の違い。全ての利害が一致するわけではない。主観的に話をするだけ。

・昔はガスもない、電気もない。薪と炭が必要。山に行かないといけなかった。

・今は見向きもされない。資源が資源で無くなっている。生活空間で無くなっている。

・今の山は、どこに行っても杉檜。本来の山をイメージできる人は少ない。

・持続可能性と経済合理性は違う視点である。

・吉野の山奥は、生産性ではなくて、心の安定の杜である。科学文明の対極にある。

・人工林の放置は、災害予備軍。このまま引き継げない。

という話を頂きました。


もっと色んなお話も頂いたのですが、割愛します。


そして、具体的なカリキュラムのお話をしました。

・船岡山だけではなく、本来の山をイメージできる二次林をお見せしたい。

・雨天の場合に備えて、8/12を実施日、8/13を雨天順延日とする事などを決めました。

途中から、山本晋也さんも合流。

あっというまの2時間でした。


次の約束は、大和屋さんに16時。

天川村らしく、友鮎を売ってらっしゃいました。

釣り客から、元気な鮎を友鮎として買い戻してました。

元気のない鮎は、釣り客の食卓で美味しく戴くことになるのですね。初めて知りました。

少し打ち合わせをさせていただいた後、コテージに実際に布団を敷いて、最大何人泊まれるかを確認させてもらいました。

就寝時のイメージが沸きました。


本日の天川村最後のお約束は、浦さん。天川村移住者です。

天川村ホイスコーレのインスタグラムをフォロー頂いたご縁で繋がり、昨日お会いするお約束をしたばかり。とんとん拍子で運ばれている感がある訪問でした。

17時ごろに、ご自宅を訪問。少し遅れて、山本晋也さんも合流です。

浦さんは、セルフリトリートのインストラクター資格を持たれている方。

自分を知る為に、簡単な質問をして、書き出してやっていく方法だそうです。

このワークは、日常から離れないと見えない部分があり、集団でやったほうが効果的だそうです。

体験のシェアができ、楽しいし、豊かになれるし、トラウマとも向き合えるそうです。

人生の見つめ直しにも使えそうで、一度受けてみたいと思いました。


天川村に移住して来られた経緯についても色々お伺いしましたが、プライベートな事ですので、割愛しますが、運ばれる様にとんとん拍子に進んでいったそうで、この土地に呼ばれた方なんだろうなぁと感じました。


僕たちの活動もご説明しました。とても共感を頂けました。将来、天川村ホイスコーレに関わっていただける様な予感がした訪問でした。


あっという間に2時間ほど経過。山添村に戻りました。

今回は、晩御飯を食べる時間もなかったので、奥田さんの手料理を頂きました。

その後、シェアハウスのお座敷に泊まる決心をし、奥田さんと今日のラップアップと、合宿の設計をしました。

朝も、奥田さんの手料理を頂き、朝7時に山添村を後にしました。

とても盛りだくさんの、天川村訪問でした。


閲覧数:27回0件のコメント

関連記事

すべて表示

Comments


bottom of page