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  • 執筆者の写真篠崎 聡

第12回 フォルケホイスコーレを設計する 2022.4.15

8月のショートフォルケまで4ヶ月を切りました。

決めなければならないことが多く、頻度高く打ち合わせをしていく事になります。


今回は、コロナやビザの問題で、デンマーク人が来日できなかった場合のプランBを検討する事にしました。

勇輝さんアレクさんが考えてくれた

「グラウンディング→マインド→集団から社会へ」

の流れをそのままに、天川村の資源をよく知る我々視点で、カリキュラムを考えて行きました。

ここに書かれていることは、我々の妄想であり、お願いしたいと思っている方々には、現時点で全く相談していないということを、お断りしておきます。


初日は、午後からになります。


【8/11午後】天和の里で感じる天川村

学舎となる「天和の里」から、天川村を感じてもらう時間とする事にしました。

 ・天和の里を探索し、感じたものを写真に収める「感じたことを感じたままに記録する時間」

 ・写真を見ながら、感じたことを語り合う「感じたことを膨らます時間」

 ・天和の里を愛してやまない人たちと対話する「多視点での気づきを得る時間」

と設計。

 参加者にとっては、日常から離れて、この場にフォーカスする「チェックイン」になる。

 村の人にとっては、天和の里の価値を客観的に感じられる時間になり、これがギフトになる。

という効果を得られる様にしました。


【8/11夜】今、ここ、自分、を感じるとは?

午後に「感じる」を大事にしたので、「自分を感じる」を大事にして生活している「山本晋也さん」との焚き火を囲んでのヒュッゲタイムとする事にしました。


【8/12午前】林業の歴史と、植えてから収穫まで。

この日は、とても長い時間軸で考える日にすることにしました。

それを考えるには、林業が最適だろうという事で、林業を学ぶ時間にする事にしました。

林業は、自分が植えた木を収穫できません。今収穫している木は、先代が植えた木です。

そんな世代を渡ること自体、人生から見たら長い時間軸です。

天川村の林業は200年ほど、吉野郡全体では500年の歴史と言われています。

そして、坪内では、林業の森となった船岡山を、紅葉溢れる元々の八つの杜に戻すという時間軸の活動をしています。

林業というものを理解した上で、現場にいかなければ、この時間軸を感じるのは難しいだろう。

という事で、最初に林業を学ぶ時間とする事にしました。


【8/12午後】船岡山で感じる悠久の流れ

坪内に行き、この流れを感じ取ってもらう午後にする事にしました。

天河大辨財天社や来迎院を参拝。船岡山に登り、切り株に座り、坪内と天河大辨財天社奥院がある弥山を眺めながら、感じたことを語り合う時間にしたいと思います。


【8/12夜】医療職・介護職からみた人生観

悠久の時間の流れを感じた夜は、山端さんとのヒュッゲタイム。

山端さんは、介護福祉士と看護師の資格を持ち、新たな看護師の働き方であるコミュニティナースとして、地域の健康づくりに寄与されています。

天川村が持つ資源についても深く理解されていて、洞川温泉街が持つ「兼業でケアができるポテンシャル」を活用した構想なども考えておられます。そんな深い洞察から、天川村とご自身の人生を語っていただく時間にできればと思います。


【8/13午前】修験道とは? 修験道は、山へ籠もって厳しい修行を行うことで悟りを得ることを目的とする日本古来の山岳信仰。 ここにも悠久の時の流れと、その中に存在する自分という構図が見えます。 修験道の歴史を学び、水行を体験し、感じたことを語り合う。 そして、自分を感じてもらい、自分と外との境界線を認識してもらう時間にしたいと思います。


【8/13午後】遺書を書くWS

大橋茶屋の小屋さんは、結婚するまで毎年遺書を書かれていたそうです。

明日命が無くなるとしたら、何を考え、誰に感謝し、何を託すのか。

それを見つめることは、悠久の時の流れの中で、自分を見つめる事になると思っています。


【8/13夜】映画上演 フォルケとは?

デンマークからデンマーク人が来れなくなったとしても、山本勇輝さんは来ることができるので、フォルケホイスコーレについても触れるカリキュラムを置きたいと思います。

その導入として、山本勇輝さんが創った映画を鑑賞し、感じたことを語り合う夜にしたいと思います。



ここからは、とりあえず置いてみた感じです。


【8/14午前】デンマーク的思考

空気を読み、自分の発言を飲み込む日本人に対して、デンマーク的思考と対話を伝えてもらい、体感してもらう時間にしたいと思います。これまで2日半一緒に過ごした仲間なので、気心も知れてきたところで、これからのカリキュラムは、自己開示の世界に入っていきます。

この目的を置いた上で、IFAS共同代表である山本勇輝さんに自由に設計してもらおうと思います。


【8/14午後】天命追求型の生き方について

「夢はなくても輝ける」とはどういうことなのか。

本を使って学び考える時間としたいと思います。


【8/14夜】未定


【8/15午前】天川村×フォルケホイスコーレの可能性について考える


【8/15午後】自分の天命を考える


【8/15夜】未定


【8/16午前】発表と対話


気がついたら、0時24分。

後半がまだ十分練られていないので、4/18に21時に第13回の打ち合わせをする事にして、終わりました。お疲れ様でした。。。



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