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  • 執筆者の写真篠崎 聡

問題を定義し、ソリューションに飛んだ第3回検討会(18:30〜21:30)

9/17の第2回から1週間後の9/24に開催した第3回検討会。

KGビジネスプランコンテストの書類提出期限が10/9。つまり15日後。今日問題を定義し、課題を発見しなければ、解決するソリューションにたどり着かない。

そんな危機感を持って開催された第3回検討会は、9/9と9/17の振り返りをホワイトボードに書き上げ、今日のゴールを  ①「目的」「問題定義」「価値」の設定  ②「ソリューションコンセプト」を出すためのワーク設計 と設定して始めました。

イタレーティブに発散と収束を繰り返しながら、議論を煮詰めていく中で出てきたのが「天川村に高校を作り、その高校を核に価値を提供する」というソリューションコンセプトです。 天川村には元々高校はありません。高校が成立しない人数しか、中学生がいないのです。

通える場所に高校がないので、高校生になったら、寮や親戚の家に下宿して通うか、片親が一緒に村を出るか、家族ごと家を出るかの選択肢しかありません。 高校が作れないか?通信制高校の仕組みを使えば、作れるのではないか?

そのソリューションコンセプトにたどり着き、10/1にやるワークを設計して、第3回検討会を終えました。 最後は「勝男」で懇親を深めました。

【まとめ】

1.「幸せになる」「幸せにする」対象は、「村民+元村民+就労者」だろう。

2.自治体目線ではなく、上記対象者目線で考えるべきだろう。


3.もっと具体的に対象を絞って、彼らの関心事を掘って、ビジョン・問題定義・価値を見つけ出すべきだろう。


4.幸福は人それぞれ。村内に留まる方が幸せと思った人は留まるし、村外に出た方が幸せと思った人は出る。


5.移住者は除き、村内に留まっている世帯は、3世代、天川村にいることが幸せだと考え生きて来た。一緒に暮らしたいと思っている。それなのに、高校生になったら、離れて暮らさないといけない。一般的には高校生までは一緒に暮らせるものなのに。大学生なら離れて暮らすのも当たり前だけど。


6.中学2年生をイメージする。「天川村で暮らしたいけど、高校生になったら村を出なければならない」と思う中2と、「やった!高校生になれば村を出れる!」と思う中2がいるだろう。前者の想いを持つ子供を持つ世帯は、仕方なく受け入れている問題だろう。


7.この問題を解決するのは「村内高校」を設置する事だろう。「村内高校は作れない」というバイアスを壊せ。


8.天川村の様に、高校生になると出なければならない自治体は、全国に沢山あるだろう。それがマーケットだ。


9.そんな自治体に分散して存在する高校「分散高校」というソリューションがあるのではないか?


10.高校には通信制高校というものがある。一切学校に行かずに、高校卒業の資格が取れる高校だ。それに村内通学先を準備したら、分散学校ができあがるのではないか?


11.ICTを準備する事で、分散した高校を繋いで、分散したクラスメートと一緒に授業を受けたり、ワークショップしたりもできる可能性がある。


12.分散高校を、先の中2の様な子供がいる自治体のみに限定すれば、そこにいる高校生は、共通する背景や価値観を持っていることになる。彼らがワークショップをすれば、自分ごととして課題解決に取り組み、価値を創出する可能性もある。つまり、問題を解決する以上の価値を生み出せるビジネスシステムとなる可能性がある。


13.ビジネスプランコンテストの審査員に関西学院大学学長がいる。関西学院大学にも関わってもらおう。関わらないと言ったら、他の学校法人に持って行こう。



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