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  • 執筆者の写真篠崎 聡

『「フォレスター」を育成するためのワークショップ』を設計するためのワークショップ

課題を我が事として取り組んでいる人と一緒に課題解決に取り組みながら『村民が課題を「我が事」とし、世代を超えて解決するスキルとマインドを醸成する』ための要諦を掴みに行くのがシーズン3。


一緒に課題解決に取り組む案件は、以下の3つとなりました。

 1)谷さん:フォレスターを軸に、既存林業を組み込んだ新しいエコシステムを創りたい。

 2)山本さん:坪内を紅葉1,000本に溢れた場所にしたい。

 3)上西さん:想いが詰まった廃校を活用し、西部地区を活力ある地域にしたい。


今回は、一番目の案件になります。


10時に王寺駅前のガストに集合。

午前中は、午後に行うワークショップの目的を共有する時間です。

色んな視点で複数の目的があるので、その関係性を整理させてもらいました。

その上で、今日の目的を理解して頂きました。

そして、大和リースさまと行なったヴェルデニア事業提案ワークショップを事例として説明し、今日行うワークショップをイメージいただきました。


イメージ頂いた後は、ガストでランチを食べた後、確保いただいていた会議室に移動して、ワークを行いました。


最初に行ったのは、バリューグラフ。

「フォレスター」を一番下に置いて、フォレスターは何のために存在するのかを可視化しました。

このワークで出てきたアウトプットが、以下です。


赤いポストイットが全て、フォレスターの上位の目的になります。

黄色のポストイットは代替え手段です。

これを作って得られた気づきが青のポストイットで書いてあります。

フォレスターは、森を手段として、地域を幸せにしていく仕事だということがわかってきました。

となると、森とは何なのかを整理したくなりました。

そこで、「森って何」を問いとしてブレーンストーミングをして、親和図法でまとめました。

そのアウトプットが、以下です。


森とは、

 五感で味わう

 癒しであり、明日の活力になる

 美しさのためにある

 やっかいだけど、つきあわないといけない

 守ってくれる

 楽しい

 宇宙

 古き良き日本

 求道

 移ろい変わる

 ノスタルジーを感じる

という名前をつけたグループに分けられました。


これを作って得られた気づきが、黄色の付箋で書いてあります。

森の価値は色々あるのですが、使うためには一工夫が必要であり、使いこなせていない部分がありそうという事が見えてきました。


バリューグラフで得た 「フォレスターは、森を手段として、地域を幸せにしていく仕事」 というインサイトと、 ブレーンストーミングと親和図法で得られた 「森の価値は色々あるが、使うためには一工夫が必要であり、使いこなせていない部分がありそう」

というインサイトを元に、フォレスターシステムを、目的・機能・物理で描きました。(物理は人なので省略しています) 

機能をまとめて「役割(ロール)」として書き出すと、


フォレスターを林業の専門家とだけ捉えてはいけない。

森の価値の専門家であると同時に、地域のリーダーであり、事業家でなければならない。


という事が見えてきました。

そしてこれをNEOフォレスターと呼ぼう。

という事になりました。


最後はラップアップ。ホワイトボードに以下の通り、まとめました。


「この様なワークショップを、フォレスターたちとやりたい。そうして自らの役割の広さに気づいてくれると素晴らしいし、以降の動きが変わる!」

ワークショップを終えた谷さんの感想です。


最後は、近くの居酒屋で懇親を深めて帰りました。

とても良い1日でした!


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