篠崎 聡

2021年11月25日

シーズン4へ!

最終更新: 2021年12月2日

2018年8月25〜26日のイノベーション合宿から始まったこの活動は、以下の3つのシーズンを経て、現在に至っています。

【シーズン1:2018/08/28〜2019/01/14】

KGビジネスプランコンテストをマイルストーンに、天川村の問題を定義し、それを解決するフレームと、ソリューションコンセプト「むらまち高校」を考えました。

【シーズン2:2019/03/21〜2020/06/20】

提供価値の手段としての「むらまち高校」は頭の片隅に置きながら、とにかく現場に行き、他のソリューションも含めて考えることにしました。

とにかく現場に行くことに注力しました。シーズン2での天川村訪問は10回。30名の方々とお会いし、色んなお話を聞き、現場を見させて頂きました。

結果天川村には、課題を我が事化し、課題に向かって邁進している方が少なからずおられることがわかりました。
 
この方々と寄り添って課題解決を実践する。そうすることで「課題を我が事とし、世代を超えて解決していくスキルとマインドを醸成する」という価値を提供できるかやってみる。

そう考えて、シーズン3に移行する事に決めました。

【シーズン3:2020/06/29〜】

シーズン3では、以下3つの課題に取り組みました。


 
1)新しい林業価値の創出(その手段としてのフォレスター育成)
 
 2020/01/09:谷さんからの電話相談を皮切りに、取り組みをスタート。
 
 2020/07/05:『フォレスターを育成するためのワークショップ』を設計するためのワークショップ
 
 で支援の取り組みを終えました。
 
 (取り組み4回:うち内部打ち合わせ1回)
 
  

2)坪内を八の森に戻す(その手段としての船岡山紅葉300本クラファン)

 2020/01/13:天河大辨財天社氏子総代の井頭さんにお会いして、取り組みスタート
 
 2020/12/30:クラウドファンディング改善検討会で支援の取り組みを終えました。
 
 クラウドファンディングは、無事達成。船岡山紅葉300本は、今着々と進んでいます。
 
 (取り組み9回:うち内部打ち合わせ4回)

3)お年寄りがイキイキ暮らす西部地区創出(その手段としての天和の里)

 2020/05/26:天和の里の上西さんとのzoom会議で取り組みスタート。

 シーズン3は、この課題に最も時間をかけました。

 (取り組み16回:うち内部打ち合わせ11回)

同様に廃校を活用した地域活性化に取り組んでいる、南山城村の旧田山小学校に見学に行く計画。

見学により活用イメージを持った天和の里メンバーと、イノベーション研究会メンバーとで「現場見学」「宿で語り合い」「活用イメージを膨らますワークショップ」を組み込んだ合宿計画。

この両方が、開催直前まで進んでいたのですが、コロナによって中止となってしまいました。

天和の里での会議でも「メンバーの高齢化と地区の一層の高齢化と人口の減少によって新たな取組、新たな事業は大変厳しい」との意見も出され「無理しない範囲で、今の事業を続けて行く」という方向性となったとの連絡を受け、今日の打ち合わせとなりました。

改めて、西部地区の構造と、我々の目的を確認しました。

そして、ひとりひとりのwillを確認しました。

 「天川村にフォルケホイスコーレを創りたい」

というwillを、奥田さんが持っていました。(他の人のwillは割愛します)

「村に高校を創り、高校生を核として地域課題の解決の場とする」というソリューションコンセプト。シーズン1でお会いした、奈良県職員の福野さんから「デンマークにはフォルケホイスコーレという学校があるよ」と教えてもらい、奥田さんはフォルケホイスコーレに興味を持ち、実際にデンマークに留学しました。(以下noteを参照ください)

https://note.com/honeybeeyoko

本は一方通行=死んだ言葉

対話は双方向=生きた言葉

フォルケホイスコーレは対話から学ぶ、生きるための学校。

生きるために、林業を学び、SDM(System Design Management)を学び、修験道を学ぶ。

フォルケホイスコーレは一つとして同じ学校はない。正しく創ると、その土地に寄り添ったフォルケホイスコーレができる。天川村が元々持っている資源で、生きるための学校が作れる!

場所を借りて、一泊二日の共同生活の様なスモールスタートから始める。

塩野にある奥田さんのお母さんの実家をリノベーションして、そこを拠点にしても良い。

西部地区全体がフォルケホイスコーレになる未来もあるね!

天和の里を使わせてもらうという手もあるね。

これって、元々我々が出したソリューションコンセプトに近いね。

「村にフォルケホイスコーレを創り、対話を核として、学ぶ人の人生と地域課題の解決の場とする」

その結果「課題を我が事とし、世代を超えて解決して行くスキルとマインドを醸成」できる。

これを許容可能な損失の範囲内でやっていこう。

これ、シーズン4に入ったのでは?

という風に、次々と妄想が膨らんで行きました。

という事で、本日をもって、シーズン3を終了とすることとなりました。

次回、シーズン4として、どの様に推進して行くか、考えて行きたいと思います。

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