番外編:SDM勉強会 day9『社会保障システムのSystem of Systems を考えたい!』
- yoko okuda
- 2021年8月14日
- 読了時間: 3分
番外編:SDM勉強会 day9『System of Systems を考えたい!』
前回のS D M勉強会で見えてきたことを、実行したことで次につながる会となりました。
今回は初めて奥田が記載します!
前回に引き続き、医療・介護・福祉のそれぞれの仕組みを包括して全てがきちんと機能するためのSystem of Systemsについて考えるワークショップを考えることにしました。
私自身への事前課題として、そのワークショップの設計を準備していました。
当初の予定では、医療・介護・福祉のシステムがいかに連携できていないかという悩みを、木之下さんにお話しいただき、その後にワークショップを実施する予定でした。しかし木之下さんのお話をヘルスケア分野とは違う仕事をされている方の聞きっぷりを見ていると、課題全体を十分に理解してもらえていない気がして、このままワークショップへ突入できないなと思いました。

(余談ですが、SDMを勉強した方は、誰に言われるともなく自然とお話を可視化してくれるので本当に助かります!!)
そこで、ワークショップに入る前に本日の進め方を皆さんと議論しました。今日のワークショップは、私が運営している関学医療キュレーター実践会で実施するためのプロトタイプです。そのワークショップの目的は、多様な専門家が集まり多視点から課題を認識すること、それによって課題解決へ動き出せるようにすることを目的としました。
意見として、課題が大き過ぎてこのままでは解決に向けて動き出すのが難しい。課題をリフレーミングした方が良いのではという意見が出ました。理解するためには、課題を可視化した方がいいのではということでしたが、この点についてはどの抽象度で課題を解きにに行くかを想定しておかないと、課題を可視化するのに非常な苦労を伴うという意見もありました。
意見を出し合った後、本日持参したプランに従ってワークショップを実施しました。
◆ブレインストーミング「最近出会った、困ったこと、もの」
◆親和図法
ここではあえて、医療・介護・福祉という枠をはめずに、発想してもらい、面白いと思うものを集めてグルーピングしてもらいました。

結論として、
・困りごとには手続き系のものは出てこなかった
・めんどくさいことはたまにしか起きないが、起こるととても面倒くさい
・1度しかしか起こらない「面倒臭いこと」は終われば忘れてしまう
・手続き系はたまにしかないのでなかなか慣れない
・手続きにはコストがかかっているのにフリーだと思っている。
・手続きの改善にお金を払うインセンティブがない
・表立って文句を言いにくい、誰に言ったらいいかわからない
◆バリューグラフ 「相談」って何のため?
相談そのものについてのインサイト
・相談にはフェーズがある
・実利的側面だけでなく心理的側面の意味合いも強い
・下段では、相談の代替手段はなくて自分でやるしかない
・相談のマインドセットには、「誰かに解決してほしい」と「
自分で解決したい」の2つがありそう
・「相談」は教える、共有する、頭を整理する、気持ちを整理する 伴走する
・相談の機能⇔相談相手の機能で分けたときに下記がある
知る⇔教える
整理する⇔手伝う
共有する⇔伴走する
相談の活用についてのインサイト
・相談の結果のアーカイブは役に立ちそう

【今回のワークショップリハーサルからのインサイト】
解空間が広い
当日は、広い解空間を探索するワークショップでも良いが、、、
今日は、何か気づきを掴む場をしてはどうか?
System of System で、システムを繋ぎに行くと、システムを理解する必要がありそう。
などが上がりました。
ここで時間切れとなったため、次回もこの続きを行うこととなりました。

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