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  • 執筆者の写真yoko okuda

番外編:SDM勉強会 day10『社会保障システムのSystem of Systems を考えたい!2』

前回に引き続き、木之下さんが持つ医療や福祉の手続きをサポートする事業について取り組みました。


前回、私(奥田)が設計したワークを最後まで実行できなかったことと、どうもしっくり来なかったので、今回は前回の振り返りから次の方向性を探ることになりました。


振り返り後、「医療介護福祉などのデータが一元管理される様になって手続きが面倒で無くなっても、木之下さんが行いたいことは残るのか?」と問いかけました。「相談という業務には、さまざまな機能があり、手続きが簡単にできる様になったとしても必要とされると思う。」「この業務が不要になる時代がくれば、無くなっても構わない」といった回答でした。


その後、木之下さんが対象としたい人は「身体・精神の課題から支援が必要な人とその家族」

であり「思い通りにならない気持ち」に対して“身体・精神“と”家計“を介してアプローチしようとされていることが可視化できできました。


左:「思い通りにならない気持ち」に対して“身体・精神“と”家計“を介してアプローチ

右:対象者は身体・精神の課題から支援が必要な人とその家族


次に藤本さんが、システム・デザインには「目的→物理」だけではなく「物理→目的(→物理)」のアプローチもあると指摘。関学ビジネススクールでは前者を習うので馴染みがあるが、校舎は実際のビジネスの世界でシーズベースで考えなくてはならない時に役立つ。現に神戸大学などではこのアプローチを習い、使っているとのこと。


ここで、下記のように物理に「円滑な手続き」をおき、その中身を医療秘書× ファイナンシャルプランナー×行政書士×社労士×役所の人としました。 円滑な手続きに必要な機能として、コミュニケーション機能、プランニングする機能、お金に関する知識を活用する機能、などを洗い出しましたが、もっとありそうだとなりました。




次回は、機能を全て洗い出すことと、機能から目的を導き出すワークをすることになりました。

具体的には強制連想法を用いて、縦軸にさまざまな機能をおき、横軸に世の中で困っている人をおいてみる予定です。




次回のこの勉強会を経て、医療キュレーター実践会でワークを行う予定です。その目的はワークショップの目的

 作りたいシステムの全容が見える

 関心を持ってくださる方から仲間ができる

 仲間とそのシステムを作る

とします。

前々回のテーマであるシステムオブシステムズからは少し離れました。時期、今まできちんと認識していなかったシステム・デザインの使い方を試せるのが楽しみです。



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